ある道のり28~いのちの実相 11 生気への道 2~

2006年6月6日以来、人生は娘一色となりました。
いやその前の2月の飛び降り以来といってもいいでしょう。

親の責任とかというような義務を飛び越えています。
人は何故ここに生まれるのか。
そしてさまざまなことを何故体験するのか。
結局はわからないので、わかりませんと言うしかない。
でも分からないがゆえに少しでも機嫌よく生きようじゃないか、
それがこれまでの結論です。
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ある道のり29~いのちの実相 12 生気への道 3~

セカンドオピニオンは、患者にとって一人の医師だけでなく
他の医師の意見も聞くことで、何か新たな解決法を見つけていくものです。

でも話は知っていたものの、そのような言葉が自分の
深層心理から聞こえてこようとは、思いもよりませんでした。

午前3時必死でパソコンでの検索を始めます。
「精神科 セカンドオピニオン」
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ある道のり30~いのちの実相 13 精神から肉体へ~

H先生は差し出された「念書」を念入りに読みました。
念書には、セカンドオピニオンのことは一切触れず、
以前の処方で効果が著しくあったものとして薬の名前を上げました。
気分調整剤としてのリーマスとデパケン
向精神薬としてのジプレキサとリスパダール
そして睡眠剤としての候補です。

先生は快諾してくださいました。
誠意を尽くして念書をしたためたこともありましたが、
何よりそれ以前の一年間の服薬と症状の月ごとの報告が
承認の理由となったようでした。
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ある道のり31~いのちの実相 14 別れと出会い~

「レベル4です。余命3ヶ月です。化学療法が必要です。」
医師の方の決まり文句がありました。

もちろん抗がん剤治療をお断りし、なんとか自然療法で治癒できないかと
思い、さまざまな情報を集めました。

とりあえず、がんの摘出手術は生命に関わるほどだったので
していただくことにしました。
暮れの12月になっていました。
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ある道のり32~いのちの実相 15 真理への道 1~

「奇跡の道」の自己学習へと導いたのは
友人からの発信による「神の使者」という本でした。

神の・・・という本は多く、過去幾冊も読みました。
またそのような本かなと思い読み進みましたが、
そこには思いもよらぬことが書いてあったのです。
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ある道のり33~いのちの実相 16 真理への道 2~

「奇跡の道」の自己学習ではとてもシンプルなことを言っています。
「あらゆる人を赦すこと。
そして否定的想念を持ってしまった自分をも同時に赦すこと。
さらにそのことをなかったこととすること。」

娘は学習する同志として両親を選びました。
私は娘を同じように選びました。
赦すことを学ぶためです。
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ある道のり34~あとがきにかえて~

ここまでお付き合いくださった
今生でのご縁のあるすべての皆様に深甚なる感謝の意を
表します。

みなさんの人生は、ご縁ができましたらすべてこちらの人生でもあります。
耐えることができないような大変な出来事も、
怒らざるを得ないはらわたが煮えるような思いも、
そして深い深い悲しみも、
すべては与えられた尊い教えかもわかりません。
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ある道のり35~三つの言葉~

これまでの人生において、心にしみこむ言葉があります。

それはとてもシンプルです。

この言葉を常に意識して生きていこうと思っています。

1.複写はがきのはがき道の坂田道信先生は講演会では
 机の上に正座なさってお話しを始めます。
 聴衆は度胆を抜かれドット来ます。
 そして笑顔になります。

 開口一番

  「人生とは心をきれいにすることです」 

 と言われます。
 できていないわたくしたちは、涙を流すのです。

2.森信三先生は坂田先生の師にあたる方です。
 長い間この森先生のご著書「修身教授録」を教本に
 早朝の読書会を開催させていただいております。
 続かせていただける間は、継続を希望しています。

 その森先生には有名な言葉があります。

  「人生二度なし」
 
 ごく当たり前なお言葉ですが。
 今の年代になりますと、ますますこの言葉が重く感じます。
 体を与えられてこの世に現れ、寿命まで本当に自分の
 したいことをなしたのか、常に問いながら後生を生かせて
 いただきたいものと念願しています。

3.今生でのご縁で最も深いご縁となった飯島秀行さん。
 飯島さんはおっしゃいました。
 現象には「たったひとつの真理」しかないと。
 そして人間はなぜ生かされるのか、人間の生の目的とは
 何かの問いに、こう答えました。

  「人生の目的とは、分離感をなくすこと」

 以上の三つの言葉を胸に刻み、残りの人生を歩ませていただきます。

 お三方の尊い言葉に、深甚なる敬意を捧げます。