調べるよりも聞こう
何でもかんでも知識ばかり集めるのは、
役立たずのインテリだけでいいのです。
活きた知識を身につけたかったら、
直接その場に行って話を聞き、その目で見て、
その手で触れるのが一番早いでしょう。
再生大和 霞の中にて活動する
調べるよりも聞こう
何でもかんでも知識ばかり集めるのは、
役立たずのインテリだけでいいのです。
活きた知識を身につけたかったら、
直接その場に行って話を聞き、その目で見て、
その手で触れるのが一番早いでしょう。
惜しみなく教え、頭を下げる
「あいつはよく勉強している」と言われるような人は、
よく本を読んだり、調べ物をしたりしている。
ということではなく、その道をきわめようとしています。
それもただその道をきわめようとするだけではなく、
後ろからやって来る者に対しては、自分が知っていることを、
惜しみなく教えようとします。
さらに「その道においては先輩」だと認識していれば、
相手の年齢や、役職がどれだけ下だとしてもこだわらず、
頭を下げて教えを乞います。
技術はずいぶん進んで、
情報収集をする人は世の中にあふれかえっています。
しかしそんな風に道をきわめようとする人は、ほとんどいないんです。
確かめるまでは語らない
ものの良しあしを言うのなら、
せめて、そのことについて良く調べてから言ってください。
理解もせずに文句を言って、満足しているんじゃありません。
志を合わせる
いくら頭で考えても、何も起こりはしません。
大きなことを成し遂げるには、
自分と同じ志を持った人に会って、
自分の想いを伝えることです。
新しい歴史はいつもそこから動き出しています。
仲間を助ける
仲間が道を踏み外していたら、
全力で叱りましょう。
遠慮なんかいるもんですか。
余計なお世話だと思われてもかまいません。
その勇気が、一生の友を与えてくれるんです。
嫌な人は鏡
愛されようとするのではなく、
こちらから愛しましょう。
尊重してもらおうとするのではなく、
こちらから尊重しましょう。
誰かが横暴な態度をとってきたら、
「何か失礼なことをしてしまっているんだろうか」
と自分の心に聞きましょう。
もし心当たりがなかったなら、
「何か身勝手なことをしてしまっているんだろうか」
と自分の心に聞きましょう。
ここまでは、やろうと思えばできることです。
いくら自分の態度を思い返しても、
自分に否がないと確信したとき、
急に相手が許せなくなるものです。
“吉田松陰 「覚悟の磨き方」 池田 貴将 著 37” の続きを読む
駄目なものに尽くすこそ価値がある
チームに勢いがあって盛り上がっているときは、
誰もが忠義をたてるものですが、
勢いがなくなって衰えてくると、
急にいなくなったり、裏切ったりする人が増えます。
生き抜くためという理由もあるのでしょう。
ですが結局、最後まで踏ん張れなかった人は、
どれだけずば抜けた才能や技術あったとしても、
私は尊敬できません。
“吉田松陰 「覚悟の磨き方」 池田 貴将 著 38” の続きを読む
人が動物と違う理由
人には「五倫」、
つまり”踏みにじってはいけないもの”が五つあります。
ひとつは親子の愛情、ひとつは自分が大切だと思う人の気持ち、
それから夫婦の役割を認め合う心、年上を尊敬する心、
そして仲間との信頼関係です。
人が人である理由は「心」にあります。
そして人は、人の心に触れることによってのみ、
そこにすすむべき道を見つけることができます。
動物には絶対に得られない、人であることの最上の喜びは
「尽くしたいもののために尽くせること」です。